レーザー加工

金網

TIG溶接線状の金属を編み込んで網状にした金属製品

工業用金網の一般的な織り方には、大きく分けて「平織」「溶接金網」「綾織」の3種類があります。また、フェンスなどでよく見かける「菱形織」、飾り要素がある「亀甲織」などがあります。この他にも素材やアレンジの仕方で多種類に分かれています。

平織り金網の種類は、線径とメッシュによって表します。

メッシュの計算方法は、1インチ(25.4mm)の中に何個の網目が入っているかで決められており、大きなものは2メッシュから10メッシュ程度、中間の粗さで10から50メッシュ、細かなもので50から100メッシュとなり、これに線径が加わって多種類多品目になります。

平織り金網の種類は、線径とメッシュによって表します。

綾織金網は平織と似ていますが、縦線と横線が一定の間隔を保って2本ずつ乗り越しているもので、一般的には綾織金網の方が強度が強いとされています。
また比較的高メッシュの金網が多いのも綾織の特長です。

溶接金網は縦線と横線を直角に交差させ、交わった点にスポット溶接を施した金網でワイヤーメッシュとも呼ばれています。
素材は鉄とステンレスがほとんどで、より線径が細く網目も細かなものはファインメッシュと言います。

スポット溶接

パンチング加工

NC加工機により素材に穴をあける加工作業

パンチング加工は、プレス機械の一種であるタレットパンチプレス(通称:タレパン)によって行う、板金の打ち抜き加工のことです。
形状の異なった多数の金型を用い、円状または扇状のタレットと呼ばれる金型ホルダーに設置し、NC制御によって所定の位置で所定の形状に打ち抜く成形加工をします。

タレパンのプレス位置は固定されており、板金材料がテーブルにクランプされて、それが移動することによって加工場所の決定を行います。
この機械は薄板の加工が自動で行えるが、厚板の加工や深絞り加工には不向きで、成形加工は金型のサイズに収まる加工に限られます。
また、打ち抜かれた素材は切り離されず、材料の板金とマイクロジョイントでつながった状態で排出されるので、別に切り離しの作業が必要になります。

スポット溶接の特徴

  • ハンダなどの補助材料を使わず、リサイクルしやすいクリーンな溶接ができます。また紫外線やガスなどが発生せず、作業環境もクリーンに保てます。
  • スイッチを押すだけで確実な溶接ができるなどプロセスを自動化しやすく、アーク溶接やガス溶接など作業者の熟練を必要としません。
  • 短時間に効率よく溶接できるので、安価で大量に製造する生産方式を確立することができます。
  • 短時間で溶接するので材料に熱による影響を与えにくく、圧痕が目立たない美しい外観にすることができます。
  • 加圧しながら数十アンペアから数万アンペアの強い電流を使いますが、電圧が低いために感電の危険がありません。
金網加工例

当社の製品は、MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)に展示しています。
「MOBIO」大阪府と関係機関が運営する中小企業のためのものづくりに関する支援拠点

スギクオリティー工業株式会社

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